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 子どもの育ちとメディア・山田真理子講演会に参加。

 すべての哺乳動物は、母乳を一気飲み。身を守るすべが無い。
哺乳動物は、ぱっと飲んでさっさと身を隠さなければならない。
 ところが、人間の赤ちゃんは 休み休み飲む。
 霊長類を研究している先生が、結婚し、わが子を見て、違いに気づき研究を始めた。
 世界中の学者にも協力してもらい、休み休み飲むのは人間だけ、というのを突き止めた。人種にも、住んでいるところにも関係なく、人の子は、みーんな休み休みなのである。
 飲みやめてお母さんと目をあわせる、やさしいお母さんの目を見る・声を聞く・やさしいしぐさに触れる、そこで安心し、気持ちも落ち着く。人と人のかかわりかたを学んでいく。人間として成長していくのである。
 ところが、おっぱいをあげながらテレビを見ているお母さんが8割!
 これでは、赤ちゃんとのコミュニケーションが育つはずがない。

 テレビ・ビデオ・ゲームが、幼児期にどんな影響を及ぼすのか、思春期にどのように表れてくるのか、笑いあり!の講演なのに背筋がゾッとしてきた。
 
 まだ保母だったころ、20年以上も前だが、『テレビに子守をさせないで』という本があった。保育園では、テレビが子どもたちの発達に影響を及ぼす、というのはわかっていたのだが、今は、それが科学的に解明されたのである。
 
 わかった以上、知らせていかなければならない。
 そう思って議会でもとりあげたことがあるが、実際に話を聞いていない人にわかってもらう難しさを実感しただけだった。
 同じころ、私と同じ思いの、それ以上かもしれない人たちの手で、ふくとぴあなどに、注意を促す記事が貼られるようになった。
 小児科の壁にもあった。うれしかった。

 わが子の授乳は、母親(私)が よその子にミルクを飲ませるので、たびたびほったらかしにされた。自分の職場では、どうしてもわが子は後回しになる。ベッドに寝たまま、タオルなどで哺乳瓶を斜めにしての授乳である。ゲップだけは出すが、目と目を合わせるなどというのは、まれにしかとれない。これではかわいそう!と、わが子は町立保育所にお願いした。

 今日の話をすべての人に知ってもらいたい。
 まもなく発行予定の『抱っこしてもいいの?』が待ち遠しい。
 かなえられるなら、もう一度最初から子育てをしてみたい。

山田真理子さんは、現在、九州大谷短期大学幼児教育学科の教授です。




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