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待っとったっちゃが、と、実家に着くなり母が。
「忘れもせん」と、話し始める。
「覚えとーやろ、久留米におるとき、やけどしたと」
「ウン、覚えとーよ」と私。
それからが大変。
こどもにやけどさせたら親の資格がないのとか、いろいろ言って
私にあやまるとよ。
そりゃー、私も忘れとらんばい。
階段降りよったら途中に汁物の鍋があって、それをひっくり返し
井戸端でポンプの水をかけられたとは。
うちの汁物は、油で野菜やら炒めて作るき、温度が高かったみたい。
おまけに夏やし(今日はじめて知った)冷めとらんやったとやろね。

よー聞かされたばい。井戸端で水かけたら皮がつるーとむけた話を。
やけどのあとは、怪我のあとみたいな大きな傷が三つ、太ももに残ったばって今じゃわからんもんねー。
あまりに太なりすぎて伸びきってしまったとばい。

こどものとき水着になって、「ひとみちゃん、どうしたと?」と、聞かれたことはあるばって、なーんちゃなかったきね。
それを、今頃になって母の方が悔やむもんやき、いろいろ私まで思い出してしまったろうも。

あとちょっとで切り落とされるとこやった!娘の耳。

やけどで悔やみよったらわたしゃどうしたらいいっちゃろうかねー。
娘の耳をあわや、パチンと落とすとこやったもんね。
床屋のおばちゃんから、閉店の記念に貰ったハサミ、それがまた、よー切れるとたい、それで耳たぶをパチッとやったろうも。
1ミリぐらいかろうじてついとったろうか。
あわててカットバンをとりにいって落ちんごと止めたったい。
怖くて1週間は見きらんやったばい。1週間して見たら、ついとったき
ホッとしたろうも。ばって、上と下がずれてついとったっちゃが。

7月14日がやけどの日とわかったし、党創立記念日の前日やき覚えやすいし、ま、よしとするか。
母は今度は、何をふっと思い出すかなー。




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