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ずっと前に、鈴木光司さんの講演(子育て関連だったと思う)を聞いて、
一度作品を読んでみたい、と思っていた。
講演会では、その当時の新作を買った。
ハードカバーというのだろうか、ちょっとバッグに入れて、というわけ
にはいかない。
それに、読むなら「リング」から、と決めていたので、まず買うことから
始めた。


本は書店で?

 図書館で借りればいいのだが、日にちがくれば返却しなければ
 いけない。
 今まで、読まずに返したものが大分ある。
 で、結局、小説類は、安い新刊の文庫本を書店で買うようになった。
 (買う、といってもめったに買わないが)


本は古書店で!

 だいぶ前に、テレビで特集していた。
 古書店の現代版とでもいうのだろうか 、古書店、というイメージ
 からは掛け離れた新商法の古書店を。


「リング」は、古書店で

 そういう店の存在を知ってからは、腰を温めるために、ゆっくりと
 風呂につかる時に読む本は、古書店で、と考えるようになった。
 (普段の風呂は、湯舟に数分我慢できればいい方だ)
 「リング」と「らせん」で99円。
 だいぶ前に入手していたのだが、なかなか読む番がまわってこない。
 整形外科入院中に、たまっていた「赤川次郎」がやっと終わり、
 番が来た。


合間合間に

 でも、湯舟で一人、というのは、ちょっと恐そう。
 で、新聞に疲れた時、ちょっと時間ができた時に読んだ。
 1ページ進まない時もあるし、数ページ進む時もある。
 しかし、推理小説としては、初めて、何十回に分けて読んだにも
 かかわらず、前に少し戻って読むことなく続きを読み進めることが
 できた。
 読み終えて、解説を読むと、解説者は、「なにはともあれ、『リング』は
 極上のエンタテインメントであり、背骨が凍りつくようなホラー小説
 である。ぜひとも、ご一読いただきたい。」と、解説を締め括って
 いる。
 私、推理小説って思って読みよったや。


本当にホラー?

 「リング」は、たぶん映画化されたのでは、と記憶している。
 恐いぞ恐いぞ、といわんばかりのコマーシャルであったように思う。
 そしてそれは、若者に向けられていた。(私が思っていただけかも?)
 私が読んでいると、娘が「恐いとやろ」と言う。
 恐いもの、というのが頭の中にあるようだ。
 周りからの期待?と、コマーシャルの影響で、私もホラーっぽいのを
 期待して読んだ。

 しかし、背筋がゾクゾクするわけではなし、「わーっ恐い!」と思う
 ところもなし、で読み終えた。

 おもしろくなかった、のではない!
 続きが読みたい!と思ったから、おもしろくなかったのではない、
 と思う。
 ずっと以前のテレビコマーシャルが、おどろおどろしいものだった
 ので、期待しすぎたのかもしれない。背筋がゾゴゾゴするのを。


若者より大人に

 ああいうことは、絶対にない!と思っている大人に、なおかつ、
 それでも、このての文章を読むのがたまらなく好き!という人々に
 勧めたい。
 死んだ人も、リセットすれば生き返る、と思っている年代には、
 お勧めしたくない。
 あの現象を、現実と、とらえられることの方がコワイ!

 「リング」は、グリム童話や日本の昔話に似てるかな?
 昔話は、けっこう恐いものや、残虐なものがあるとよね~。
 それはそれで、もしかしたら現実に起こり得る、という事の方が
 多いいっちゃけど、「リング」の場合は、絶対に起こり得ない(と、
 私は思う)ことを、起こるかのように思わせてしまう、というのが
 すごいよね~と思う。
 思わせてしまうから、こどもには読ませたくない。


「リング」は、分別のある?大人の童話?

 映像で見ていないから、効果音も光もない。
 自分の頭の中で像が造られていくだけ。
 あのワクワクドキドキ感は、こどもが昔話を聞く時の、ワクワク
 ドキドキ感では?
 推理小説と思って読んだけど、違っとったね~。
 推理小説じゃなくて、童話よ。それも大人のね。





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