会議があるので机の上の整理・この時、「論壇時評」を
議会中は、わ~っと広げて
で、会議が、とか、お客さんが、という時は大変
慌てて、また、整理もしないでゴソッと横のほうへ。
この時、ポロッと
「金子勝」にひかれて、思わず、ぜ~んぶ読んでしまった。
スキャンじゃきたないき、西日本新聞に載ってないかな、と検索。
データベースでも調べたけれど



行き着いた先
ここまでの間に、金子さんの日記をちょっとだけ。
私の日常生活には無い芸能情報があったので、思わず読んでしまった。
金子勝さんのブログの「論壇時評」をコピー(いいのかしら)
論壇時評 を含む記事
19
January
2010年01月19日 09:57
カテゴリ
活動報告この深刻な不況や政治の混迷を見ていると、ついつい発言したくなるのは悪い癖です。一人で世の中が変えられるわけではありませんし……。ちなみに、よく聞かれるのですが、メディアでレギュラー登場しているのは以下の通りです。
(1)昨年6月から、『東京新聞』『中日新聞』『北海道新聞』『西日本新聞』において月1回で、「論壇時評」を担当しています。
(2)なんと『朝日新聞』Beで「悩みのるつぼ」という人生相談を月1回分担当しています。人生相談したいのは私の方なのに……。もともと知り合いの記者の方に頼まれて、引きうけたのですが、経済問題での相談だけかと思いきや、編集記者の方が意地悪で、私を困らす相談ばかり持ってきます。トホホ…。
(3)それから何年続いているのでしょうか。『日刊ゲンダイ』で「天下の逆襲」と いう小さなコラムを隔週火曜日に書いています。高級紙がやや「官報化」していて面白くなくなり、若い読者も離れています。オヤジ・サラリーマン向け夕刊紙 に書くことをいろいろと言う人もいますが、そこにはゲリラ・メディアの面白さがあります。私は権威主義が嫌いですから、いろいろと言ってくださって結構で す。
(4)その他、『日本農業新聞』や『山陽新聞』も不定期で連載しています。農業や地域はとても大事だと思っていますから。
(5)長年やっているもののうちの1つは、NHKラジオの早朝番組「ビジネス展望」(6:40過ぎから8~10分)で、隔週水曜日(月2回)しゃべっています。結構、いろいろな方が聞いていて驚きます。
(6)もう1つは、ケーブルテレビの朝日ニュースター「ニュースに騙されるな!」(毎 月第1土曜日の夜22:00~、再放送あり)では、中村うさぎさんと一緒に司会をしています。この番組は、地上波では呼べないような専門家を呼んで好き放 題やっています。時々のテーマについて大手メディアでは放送できないディープな切り口で、ニュースの本質を考えるもので、気分はメディアリテラシー番組の つもりです。地上波では見られないレベルなので、知的な人しか見ていないかもしれませんが、好きにやらせてもらっています。うさぎさんの感覚が、とっても いいです。事前の打ち合わせなんかでも、非常に当たり前の落とし穴を教えてくれます。
(7)TBSのサンデーモーニングもいつの間にか準レギュラーのように出させてもらっています。日曜の朝というまったりした時間帯に、私のようなはっきり言うタイプは合っていないように思いますが、我慢して使ってくれているみたいです。
(8)NHKもたまに出させてもらっています。この前も、元旦に討論番組に出ました。民主党政権の菅直人現財務大臣に「民主党のマニフェストとINDEX2009を読んでください」と言い放つ自分が怖くなります。私の病気ですね。
とはいえ、昨年末に出た『新成長戦略(基本方針)』は ひどいもんです。福田政権や麻生政権時代の政策が衣を替えて出ている感じでしょうか。民主党政権が官僚の寄せ集めの作文(推測ですが、たぶん内閣府の統括 官あたりが書いているでんしょうか)を出して、どうして政治主導なんでしょうか。過去10年間の「成長戦略」が実行されないのは、「政治のリーダーシッ プ」が欠けていたからだって……。だったら、福田政権や麻生政権時代の政策を批判して出したマニフェストやINDEX2009は何だったんでしょうか、と 聞きたくなります。供給サイドが駄目なら、またぞろ需要サイドですか…。この歴史的転換期には経済学の「常識」は通用しないと思うのですが。世界では、エ ネルギー転換で新しい産業構造や雇用を創り出そうという問題意識が強まっているのに、日本ではそういう視点が希薄なのは何故なのでしょうか。財界の遅れた 体質もありますが、官界も学界もメディアも、さんざん「構造改革」を煽ってきたので、引っ込みがつかないのでしょう。「構造改革」とともに、1人あたりの GDPも急落し、各種の産業もみな競争力を落としているのは厳然たる事実です。「構造改革」論に味方すれば、「自己責任」をとらないですむ国ってことで しょうか、なんてことを言うから、私は嫌われるんでしょう。
地方を歩いていると、本当に厳しい不況を実感します。民主党政権には、マニフェストとINDEX2009に立ち返って、早急に国会戦略と経済再生のシナリ オを練り直してほしいです。「日本版グリーンニューディール」構想を言い出したのも民主党のはずですから。これでは政権交代の意味が分からなくなってしま い、献金問題ともあいまって政党政治そのものが壊れてしまいます。
いつもこういうことを言いたくなる状況が続きます。言論もやせてきています。とはいえ、ちょっとやりすぎ。こんな状態を10年以上もやっていて、あっという間に歳をとってしまいました。もっと地道な研究に時間をさかなければ、と焦りが募る今日この頃です。
環境エネルギー革命
著者:金子 勝/アンドリュー デヴィット
販売元:アスペクト
発売日:2007-07-13
おすすめ度:
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地域切り捨て―生きていけない現実
著者:金子 勝
販売元:岩波書店
発売日:2008-04
おすすめ度:
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おもしろい言い方やなあ、と
金子さんのブログ、ちょっとだけコピー。続きは直接読んでね
07
June
2010年06月07日 22:23
カテゴリ
冷戦型オヤジ思考の呪縛 が、日本を米中の谷間に沈ませる1999年に労働者派遣法が「改正」されて、派遣労働が原則自由化されたけれど、首相までが自由化されたっけ???
安倍晋三、福田康夫、麻生太郎、鳩山由紀夫……つぎつぎとクビです。歴代首相の皆さんは、みんな派遣労働みたいじゃありませんか。だったら、もっと派遣労働者の立場に立ってほしいものですけれども、み~んな、お金持ちすぎますね。
ともあれ、菅直人氏が新しく首相になり、V字回復で支持率急上昇です。当面、小沢色を消して「政治とカネ」問題を解決することで高い支持率を維持できるでしょう。が、「脱小沢」の先がもう1つ見えてきません。なぜ政治主導が官僚の抵抗で実現できず、そしてマニフェストに掲げた政策がなぜできなかったのか――そこいらから根本的に反省がないと、鳩山政権の二の舞ですね。
この国のリーダーって人材が払底しているんです。とくに団塊の世代もその下の私のような陥没の世代も、優れたヤツらはみんなドロップしちゃったんですね。トップに生き残ったヤツって、「社長島耕作」みたいに、格好はつけるのはうまいけど、結局、泳ぐのがうまかっただけってケースがほとんどで、ちっとも偉くないんです。
ワールドカップで岡田監督がダメだと、また外国人監督に戻るのかな。菅首相もやっぱりダメだとなると、首相も外国人、いっそのことゴア元副大統領にしたら、なんてことになりかねませんね。情けない。
菅首相も、ただ単に財源が足りないから税制改革を、と言っているだけではダメです。たとえば、普天間問題は財源とはさしあたり関係がなかったのですから。
一方、メディアは、普天間基地問題でもただ鳩山首相の発言がぶれていると攻撃するだけで、じゃあ、一体どうしたらいいのとは一言も言いません。それを言えば、本土メディアの本音が、沖縄県民を犠牲にする差別的「主張」であることが、誰の目にも明らかになってしまうからです。そもそもイラク戦争を煽って何も反省していないメディアですから、鳩山首相の発言のブレを批判する資格などないのですね。インチキなものは徐々に見られなくなり、買われなくなっていくのは当然です。番組制作者は、AKB48やオバカタレントを出せば、若者の視聴率を稼げるくらいにしか考えていないんですね。あ~あ、です。
日本のメディアが本当にだらしがないのは、誰も米国民主党政権が鳩山内閣を潰したという事実に全くふれようとしないことです。そしてイラク戦争にコミットして失敗した外務官僚や防衛官僚が鳩山を潰しにかかったのです。これは、明らかに民主党政権の「政治主導」の敗北なのです。
この点を問題にしないのは、「右」も「左」も同じです。「右」の多くは米国の奴隷なので、そして「左」はリベラルなオバマなので、批判しないのでしょう。そして起きたのは、鳩山首相の発言のブレを叩く大合唱でした。
(まだまだ続く・・・)
議会中は、わ~っと広げて

で、会議が、とか、お客さんが、という時は大変

慌てて、また、整理もしないでゴソッと横のほうへ。
この時、ポロッと

「金子勝」にひかれて、思わず、ぜ~んぶ読んでしまった。
スキャンじゃきたないき、西日本新聞に載ってないかな、と検索。
データベースでも調べたけれど




行き着いた先
ここまでの間に、金子さんの日記をちょっとだけ。
私の日常生活には無い芸能情報があったので、思わず読んでしまった。
金子勝さんのブログの「論壇時評」をコピー(いいのかしら)
論壇時評 を含む記事
19
January
2010年01月19日 09:57
カテゴリ
活動報告この深刻な不況や政治の混迷を見ていると、ついつい発言したくなるのは悪い癖です。一人で世の中が変えられるわけではありませんし……。ちなみに、よく聞かれるのですが、メディアでレギュラー登場しているのは以下の通りです。
(1)昨年6月から、『東京新聞』『中日新聞』『北海道新聞』『西日本新聞』において月1回で、「論壇時評」を担当しています。
(2)なんと『朝日新聞』Beで「悩みのるつぼ」という人生相談を月1回分担当しています。人生相談したいのは私の方なのに……。もともと知り合いの記者の方に頼まれて、引きうけたのですが、経済問題での相談だけかと思いきや、編集記者の方が意地悪で、私を困らす相談ばかり持ってきます。トホホ…。
(3)それから何年続いているのでしょうか。『日刊ゲンダイ』で「天下の逆襲」と いう小さなコラムを隔週火曜日に書いています。高級紙がやや「官報化」していて面白くなくなり、若い読者も離れています。オヤジ・サラリーマン向け夕刊紙 に書くことをいろいろと言う人もいますが、そこにはゲリラ・メディアの面白さがあります。私は権威主義が嫌いですから、いろいろと言ってくださって結構で す。
(4)その他、『日本農業新聞』や『山陽新聞』も不定期で連載しています。農業や地域はとても大事だと思っていますから。
(5)長年やっているもののうちの1つは、NHKラジオの早朝番組「ビジネス展望」(6:40過ぎから8~10分)で、隔週水曜日(月2回)しゃべっています。結構、いろいろな方が聞いていて驚きます。
(6)もう1つは、ケーブルテレビの朝日ニュースター「ニュースに騙されるな!」(毎 月第1土曜日の夜22:00~、再放送あり)では、中村うさぎさんと一緒に司会をしています。この番組は、地上波では呼べないような専門家を呼んで好き放 題やっています。時々のテーマについて大手メディアでは放送できないディープな切り口で、ニュースの本質を考えるもので、気分はメディアリテラシー番組の つもりです。地上波では見られないレベルなので、知的な人しか見ていないかもしれませんが、好きにやらせてもらっています。うさぎさんの感覚が、とっても いいです。事前の打ち合わせなんかでも、非常に当たり前の落とし穴を教えてくれます。
(7)TBSのサンデーモーニングもいつの間にか準レギュラーのように出させてもらっています。日曜の朝というまったりした時間帯に、私のようなはっきり言うタイプは合っていないように思いますが、我慢して使ってくれているみたいです。
(8)NHKもたまに出させてもらっています。この前も、元旦に討論番組に出ました。民主党政権の菅直人現財務大臣に「民主党のマニフェストとINDEX2009を読んでください」と言い放つ自分が怖くなります。私の病気ですね。
とはいえ、昨年末に出た『新成長戦略(基本方針)』は ひどいもんです。福田政権や麻生政権時代の政策が衣を替えて出ている感じでしょうか。民主党政権が官僚の寄せ集めの作文(推測ですが、たぶん内閣府の統括 官あたりが書いているでんしょうか)を出して、どうして政治主導なんでしょうか。過去10年間の「成長戦略」が実行されないのは、「政治のリーダーシッ プ」が欠けていたからだって……。だったら、福田政権や麻生政権時代の政策を批判して出したマニフェストやINDEX2009は何だったんでしょうか、と 聞きたくなります。供給サイドが駄目なら、またぞろ需要サイドですか…。この歴史的転換期には経済学の「常識」は通用しないと思うのですが。世界では、エ ネルギー転換で新しい産業構造や雇用を創り出そうという問題意識が強まっているのに、日本ではそういう視点が希薄なのは何故なのでしょうか。財界の遅れた 体質もありますが、官界も学界もメディアも、さんざん「構造改革」を煽ってきたので、引っ込みがつかないのでしょう。「構造改革」とともに、1人あたりの GDPも急落し、各種の産業もみな競争力を落としているのは厳然たる事実です。「構造改革」論に味方すれば、「自己責任」をとらないですむ国ってことで しょうか、なんてことを言うから、私は嫌われるんでしょう。
地方を歩いていると、本当に厳しい不況を実感します。民主党政権には、マニフェストとINDEX2009に立ち返って、早急に国会戦略と経済再生のシナリ オを練り直してほしいです。「日本版グリーンニューディール」構想を言い出したのも民主党のはずですから。これでは政権交代の意味が分からなくなってしま い、献金問題ともあいまって政党政治そのものが壊れてしまいます。
いつもこういうことを言いたくなる状況が続きます。言論もやせてきています。とはいえ、ちょっとやりすぎ。こんな状態を10年以上もやっていて、あっという間に歳をとってしまいました。もっと地道な研究に時間をさかなければ、と焦りが募る今日この頃です。
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おすすめ度:
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おもしろい言い方やなあ、と
金子さんのブログ、ちょっとだけコピー。続きは直接読んでね

07
June
2010年06月07日 22:23
カテゴリ
冷戦型オヤジ思考の呪縛 が、日本を米中の谷間に沈ませる1999年に労働者派遣法が「改正」されて、派遣労働が原則自由化されたけれど、首相までが自由化されたっけ???
安倍晋三、福田康夫、麻生太郎、鳩山由紀夫……つぎつぎとクビです。歴代首相の皆さんは、みんな派遣労働みたいじゃありませんか。だったら、もっと派遣労働者の立場に立ってほしいものですけれども、み~んな、お金持ちすぎますね。
ともあれ、菅直人氏が新しく首相になり、V字回復で支持率急上昇です。当面、小沢色を消して「政治とカネ」問題を解決することで高い支持率を維持できるでしょう。が、「脱小沢」の先がもう1つ見えてきません。なぜ政治主導が官僚の抵抗で実現できず、そしてマニフェストに掲げた政策がなぜできなかったのか――そこいらから根本的に反省がないと、鳩山政権の二の舞ですね。
この国のリーダーって人材が払底しているんです。とくに団塊の世代もその下の私のような陥没の世代も、優れたヤツらはみんなドロップしちゃったんですね。トップに生き残ったヤツって、「社長島耕作」みたいに、格好はつけるのはうまいけど、結局、泳ぐのがうまかっただけってケースがほとんどで、ちっとも偉くないんです。
ワールドカップで岡田監督がダメだと、また外国人監督に戻るのかな。菅首相もやっぱりダメだとなると、首相も外国人、いっそのことゴア元副大統領にしたら、なんてことになりかねませんね。情けない。
菅首相も、ただ単に財源が足りないから税制改革を、と言っているだけではダメです。たとえば、普天間問題は財源とはさしあたり関係がなかったのですから。
一方、メディアは、普天間基地問題でもただ鳩山首相の発言がぶれていると攻撃するだけで、じゃあ、一体どうしたらいいのとは一言も言いません。それを言えば、本土メディアの本音が、沖縄県民を犠牲にする差別的「主張」であることが、誰の目にも明らかになってしまうからです。そもそもイラク戦争を煽って何も反省していないメディアですから、鳩山首相の発言のブレを批判する資格などないのですね。インチキなものは徐々に見られなくなり、買われなくなっていくのは当然です。番組制作者は、AKB48やオバカタレントを出せば、若者の視聴率を稼げるくらいにしか考えていないんですね。あ~あ、です。
日本のメディアが本当にだらしがないのは、誰も米国民主党政権が鳩山内閣を潰したという事実に全くふれようとしないことです。そしてイラク戦争にコミットして失敗した外務官僚や防衛官僚が鳩山を潰しにかかったのです。これは、明らかに民主党政権の「政治主導」の敗北なのです。
この点を問題にしないのは、「右」も「左」も同じです。「右」の多くは米国の奴隷なので、そして「左」はリベラルなオバマなので、批判しないのでしょう。そして起きたのは、鳩山首相の発言のブレを叩く大合唱でした。
(まだまだ続く・・・)
ありがとうございます。